Excelで複数のタブ(シート)を両面印刷したい場合、意外と設定や挙動に悩まされることがあります。
この記事では、タブ(シート)を両面印刷する方法について、初心者でもわかりやすくステップごとに解説します。
プリンタ設定やシート構成、注意点まで深掘りしながら、快適な印刷環境の構築をサポートします。
Contents
タブ(シート)を両面印刷する基本手順

複数シートを選択して印刷する方法
- Ctrlキーを押しながら印刷したいタブをクリック
- 「ファイル」→「印刷」へ進む
- 使用するプリンタが両面印刷に対応していることを確認
- 「プリンタのプロパティ」で両面印刷を有効化
- 「印刷」を実行
※ 両面印刷が有効な場合、偶数枚でシートが印刷されていれば自動的に裏表に出力されます。
両面印刷ができない原因と対処法
原因 | 対処法 |
---|---|
プリンタが両面印刷に未対応 | プリンタ仕様を確認し、必要なら対応機種を利用 |
プリンタ設定で両面が無効 | プリンタのプロパティで明示的に"両面印刷"を選択 |
タブ選択が正しくない | CtrlキーまたはShiftキーで複数選択し直す |
各シートのページ設定が異なる | ページレイアウトを統一する |
タブを2in1(1枚に2シート)で印刷するには

プリンタによっては「2ページを1枚に印刷」設定が可能です。
- 「印刷」→「プリンタのプロパティ」を開く
- ページレイアウト機能(または"ページ集約")を選択
- 「2ページを1枚に印刷」などを設定
☑ポイント:印刷時の縮小率に注意。文字が読めるサイズになるよう調整しましょう。
複数シートの印刷順とレイアウトの注意点
- 並び順:タブの左から順番に印刷される
- 奇数枚シートがある場合、裏面に空白ページが挿入されることがある
- 各シートの余白・ページ番号の有無もそろえると見栄えが良い
シート違いでも両面印刷可能?

はい、可能です。
ただし前提として:
- CtrlキーまたはShiftキーで複数タブを同時選択
- 各シートにページ設定がされていること
- 統一された用紙サイズ・向きであること
両面印刷時によくあるトラブルと対処法
上下逆に印刷される
- プリンタプロパティで「製本方式」「長辺とじ」などの設定を確認
両面印刷になるはずが片面ずつ出てくる
- ドライバ設定で両面印刷が無効になっていないかチェック
- Excel内のページ設定だけでなく、プリンタ側の設定を必ず確認
両面印刷が強制的にオンになる
- 通常使うプリンタの設定が「常時両面印刷」になっている可能性がある
- コントロールパネル→デバイス→該当プリンタ→設定変更
よくある質問(FAQ)

Q1. Excelのタブ(シート)を1枚に集約して印刷する方法は?
→ PDF化してから1枚に収めるか、プリンタの集約設定を使用。
Q2. タブ固定を解除しないと両面印刷に影響しますか?
→ 基本的には影響しません。
ただし画面表示と印刷内容は異なることに注意。
Q3. 複数シートの両面印刷をショートカットで操作できますか?
→ 印刷自体はCtrl + Pで開始できますが、シート選択と両面設定は手動が確実です。
まとめ
- 両面印刷はプリンタ設定とExcel側のシート設定の両方がカギ
- ページ設定(サイズ・向き・余白など)をそろえることで見栄えも整う
- タブをCtrlやShiftで選択することが複数印刷の前提
- 2in1印刷やPDF化も活用して柔軟な出力を心がけましょう
ぜひ今回の方法を活用して、印刷作業を効率化してください!