NNNのまとめでは、24日、全国で確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は
6万1259人、亡くなった方は206人でした。
重症者は23日時点で前の日から15人減り、1474人となっています。
大規模な感染拡大が続いており、感染拡大が急速に進んでいるため、社会活動の中断が避けられない可能性がありそうですね。
オミクロン株は重症化しないと言われており、最近ではただの風邪なのでは?
と思う方もいらっしゃいますよね。
それならば「うがい」は有効なのでしょうか?
症状も対処法も同じなのでしょうか?
①オミクロン株に「うがい」は有効なのか?
オミクロン株は鼻からのどまでの上気道で増殖します。
それゆえに、予防にはうがいが極めて有効という噂もあるようです。
結論から言うと、ウイルスがのどに入り込んだ瞬間に即座にうがいをすれば洗い流すことが可能かもしれませんが、実際はうがいの効果は低いと考えられているようです。
しないよりはしたほうがいいと思われますが、うがいに過度な期待はあまりできなさそうですね。
新型コロナでは、ウイルスが口内の細胞に感染し、増殖しますが、口内にウイルスが吸着してから細胞内へ侵入するのにかかる時間は、数分~20分ほど。
しかし、ポビドンヨードのような市販のうがい薬でこまめにうがいをしすぎると感染を防御する細菌層を壊してしまい、逆に感染を起こしやすくなるという研究もありますのでほどほどに!
②オミクロン株は風邪と症状も対処法も同じ?
オミクロン株と風邪を同等に考えることはできません!
もしただの風邪なら高齢者が重症化して集中治療室や人工呼吸器をここまで使ったり、病床を圧迫するということはないでしょう。
たしかにオミクロン株の症状は発熱やのどの痛みなど風邪の症状と似ていて、無症状の方も多いようです。
しかし、糖尿病のある高齢の方が重症化した例がありますし、第5波のときも感染者数が増えてから約2週間遅れで重症者数が増えました。
感染者数が増えれば当然、高齢者、合併症がある患者の感染者数も増えるので、必然的に重症者数の増加が予測されるんですね。
④パテーションは感染予防になるのか?
感染予防として職場や飲食店などに多く設置されるようになった透明なパーテーション。
アメリカの最近の研究ですが、学校の机に設置した仕切りは換気の改善やマスクの着用に比べると、ほとんど感染予防効果がないと報告されたようです。
パテーションはあくまで、補助的な対策と捉えたほうが良さそうです。
飲食店で見かけるような目の下くらいの高さの仕切りでは感染予防になりにくい。
効果の実証されたワクチン接種や換気、高性能な空気清浄機の導入などのほうが期待できるらしいですね。
オミクロン株を「風邪」などとよべる日はまだまだ先になりそうですね。
防止対策も飲食店だけでは足りないのでは…?と思う毎日です。
各々が気をしっかり引き締めていくしかないのではと思います。