ゆうちょ銀行が2025年3月5日、定期貯金と定額貯金の金利を引き上げました。
これは、日銀の追加利上げや市場金利の上昇を受けた動きで、2024年9月以来の利上げです。
「今回の金利ってどのくらい上がったの?」「以前と比べてお得なの?」と気になる方のために、この記事では過去との比較や今後の金利動向を詳しく解説していきます。
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ゆうちょ銀行が2025年3月に金利を引き上げ!

2025年3月5日に発表された金利引き上げの内容はこちらです。
商品名 | 変更前金利(2024年9月〜) | 変更後金利(2025年3月5日〜) |
---|---|---|
定期貯金(1年) | 年0.03% | 年0.07% |
定額貯金(半年以降) | 年0.03% | 年0.07% |
今回の引き上げ幅は、わずか半年で倍以上の金利アップとなっており、これまでの低金利時代から一歩抜け出しつつある印象です。
昨年9月との金利を比較
2024年9月に実施された利上げと、今回2025年3月の利上げを比べると、その差は歴然です。
実施時期 | 定期貯金(1年) | 定額貯金(半年以降) |
---|---|---|
2024年9月 | 年0.002% → 年0.03% | 年0.002% → 年0.03% |
2025年3月 | 年0.03% → 年0.07% | 年0.03% → 年0.07% |
2024年9月の利上げは超低金利からの脱却の第一歩でしたが、今回の利上げはそれを確実なものとする動きであることがわかります。
過去の金利推移と比較

ここで、ゆうちょ銀行の過去の金利推移を振り返ってみましょう。
年 | 定期貯金(1年)金利 |
---|---|
2000年頃 | 約0.5〜1.0% |
2010年頃 | 約0.03% |
2020年頃 | 0.001% |
2024年9月 | 0.03% |
2025年3月 | 0.07% |
20年以上続いた低金利の時代から、徐々に金利上昇局面へと移行しているのがわかります。
金利が上がった背景
今回の金利引き上げには、次のような背景があります。
- 2025年3月、日銀の追加利上げ決定
- 世界的な金利上昇トレンド
- インフレ対策としての金利政策強化
これらの要因が重なり、ゆうちょ銀行も追随する形で金利を引き上げたと考えられます。
次の利上げはいつ?予測と注目ポイント

今後の金利上昇は、次の要素に大きく左右されます。
注目のポイント
- 日銀の次回の金融政策決定会合(2025年6月予定)
- 国内インフレ率の動向
- アメリカ・ヨーロッパの金利政策
特に、今後もインフレが続くようであれば、2025年後半に再度利上げが行われる可能性は十分にあります。
低金利時代は終わったのか?
0.001%が当たり前だった時代と比べれば、今回の0.07%は大きな変化です。
しかし、依然として世界的に見れば低水準であることも事実。
これからも少しずつ金利が上がる可能性はありますが、慎重な姿勢でゆうちょ銀行は進めていくと予想されています。
よくある質問(FAQ)

Q1. 今後さらに金利は上がるの?
A. 日銀の政策次第ですが、2025年後半に追加利上げの可能性があります。
Q2. メガバンクと比べて金利は高い?
A. ほぼ同じ水準ですが、各銀行で微差があるため比較が必要です。
Q3. 定期と定額、どっちがいい?
A. 長期間固定したいなら定期、途中で引き出す予定があるなら定額が便利です。
Q4. 今は預けるタイミング?
A. 分散して少しずつ預けることで、今後の金利上昇にも備えられます。
Q5. 他行の金利動向はどう?
A. メガバンクやネット銀行も同じように金利引き上げが始まっています。
まとめ
- ゆうちょ銀行が2025年3月に金利を再び大幅アップ
- 昨年9月に続く利上げで、ついに0.07%に到達
- 今後の追加利上げや経済動向を見据えて、預金の管理を見直しましょう!