ChatGPT(チャットGPT)から「GPT-4(ジーピーティー4)」が利用できるようになったことが話題ですよね。
これらのちがいとは?
そして、ChatGPTを開いて確認してみても特に変わっていない…。
既に利用を始めているユーザーも、GPT-4への切り替え設定も表示されない…。
など、GPT-4が使えないではありませんか!
このように
「ChatGPTからGPT-4が利用できない!」
「ChatGPTのサービス上からGPT-4を今すぐ試したい!」
というユーザー向けに、GPT-4を利用する方法やChatGPTとの違いについて紹介します。
Contents
チャットAI「ChatGPT」はウェブサービス
「ChatGPT(チャットジーピーティー)」は、チャットの返信が自動生成されるウェブサービス。
これまでTVで「ChatGPT」と紹介されてきた「画面」がまさにその「ウェブサービス」に相当します。
このkChatGPT」は、OpenAI社が開発・提供しているもの。
元々それより前にOpenAI社は「GPT-3.5」という「言語モデル」を開発していました。
「GPT-3.5」は言語モデル
この「GPT-3.5」と呼ばれるのは、大まかに言えば、
「こういう言葉に続けてどんな言葉が来るのか」
といった、言葉(文章)の規則性がまとめられた存在で、それを活用することで、「ChatGPT」のようなサービスが開発されました。
つまり、「ChatGPT」はウェブサービスでユーザーが直接利用するものなのですが、「GPT-3.5」やその派生版は、その裏側で利用されている言語モデルのことを指します。
「GPT-4」も「GPT-3.5」と同様に言語モデル
数字が増えた新しい「GPT-4(GPT4)」も同じく「言語モデル」です。
今回この言語モデルがChatGPTに搭載され、現時点ではChatGPT Plusという有料版限定ではありますが、従来のGPT-3.5ベースのものからGPT-4ベースに切り替えた版のChatGPTを利用することが可能となっています。
つまりこのように、元となっている技術として「GPT-3.5」や「GPT-4」があり、それを元にユーザーが使いやすいチャット形式のサービスに仕上げられたのが「ChatGPT」、というような構造なんです。
両者は同列の関係ではなく、サービスそのものと、サービスの裏側で利用されているもの、のような違いがあるため、ニュース記事などを読む際には注意して読むようにしてみてください。
ChatGPTの「GPT-4」はChatGPT Plus(有料版)で使える!
2023年3月15日現在、ChatGPTで「GPT-4」を利用するには、【ChatGPT Plus】という有料版の契約が必要なんです。
ChatGPTやGPT-4の開発元であるOpenAI社のGPT-4を解説しているページでも、ChatGPTに関しては、GPT-4はChatGPT Plusで利用可能とされています。
We are making GPT-4 available on ChatGPT Plus and as an API for developers to build applications and services.
※ここにある通り、ChatGPTのサービス内ではなく、開発者向けに提供されているAPIへの提供が別に用意されています。
※有料版はもともと、新機能に優先的にアクセスできること(Priority access to new features)が無料版との違いのひとつとされています。
今すぐGPT-4を使えるのは有料版のみですが、今後無料版からも利用できるようになる可能性があります。
今すぐ試すのではなく、後々でもよいという場合には、無料版での今後の提供に関する情報が提供されるのをしばらく待つことも選択肢のひとつかと思われます(無料版で提供されるのかどうか、どの程度の期間待つ必要があるのか、などは現時点では不明)。
ChatGPT Plus(有料版)の契約方法
ChatGPT Plus(有料版)は月額20ドル(USD)で契約することが可能で、クレジットカードでの支払いを行うことができます。
契約(有料版へのアップグレード)を行うには、ChatGPTにログインした後に画面左のメニュー内にある
「Upgrade to Plus」をクリック。
「ChatGPT Plus USD $20/mo」の「Upgrade plan」をクリック。
そして表示される入力欄にクレジットカード情報や住所等を入力し、「申し込む」をクリック。
すると、「Payment received!」と表示され契約が完了し、「Continue」をクリックすると元の画面に戻ることができます。
GPT-4の利用方法
有料版を契約した状態でChatGPTを開くと、
「ChatGPT Plus」
と画面上に表示されます。
それと同時に、「Model」という設定項目が画面中央に表示されるのでそこをクリックして、
「Default (GPT-3.5)」
「Legacy (GPT-3.5)」
「GPT-4」
の3つの選択肢から「GPT-4」を選択します。
これで、ChatGPTでGPT-4が有効となり、それ以降、ChatGPTがGPT-4を利用して動作するようになります。
※2023年3月15日時点で、4時間あたり100メッセージの制限がGPT-4には設けられている模様です(「GPT-4 currently has a cap of 100 messages every 4 hours」と表示されます)。