語学留学・海外生活を望むにあたって持っておきたい意識。何のために、何を目的として海外へ渡るのか。しっかりとイメージしておきたいこと。
留学して英語力を身につけた後どのように活用していくのか。
とりあえず海外へ渡れば全ての道が開けるというわけではないので、やはり明確にしておきたいことですよね。
まとめました記事を読んでいただき、少しでも参考になってお役に立てれば幸いです。
語学留学・海外生活を送るために必要なこと
私はよく『英語全く喋れないんですが、海外生活を送れますか?』と尋ねられます。
答えは、もちろんです!
しかしお尋ねしますが、何を目的に?でしょうか。
私の経験上、何の目的もなくフラッとアメリカに留学に来た人達というのは、当然何を勉強したらいいのかがはっきりとしないため、一人で鬱になったりホームシックにかかったりして、一年足らずで帰国していきます。
路頭に迷ってしまうとはこのことですよね。何も明確なオブジェクティブ(目的)がないのですから。
しっかりとした目的意識があるかないかで全てが変わってきますので、もしそれをお持ちでなければ、まずはそれを考えて明確化することをお勧めします。
日本で英語の成績だけは良かった私が成し遂げたかったこと、それはハリウッドでコメディアンになることでした。
そのためには語学学校に通い、まずは必要な英語力を身につけなければならない。
失敗しても(続けなかったとしても)アメリカで習得した英語は後に必ず役に立つと考えていました。
まずは英語圏への留学について具体的に考え、イメージをしっかりと持つことをお勧めします。
現地(本場)で英語を学ぶ意義
誰もが知ってのとおり、国際機関やビジネスの場、世界中の観光地などで使われる最もメジャーな言語、英語。
完璧にまでとはいかなくても使いこなせれば視野が広がり、就職活動等にもかなり有利になり、これまでとは違った世界観を感じられると思います。
そして英語を活用する場は旅行業界、宿泊施設や通訳・翻訳、海外営業職等など数多くあるので、英語を真剣に学ぶことは人生においてとても有意義だと思います。
ただし、どのように英語を活用していくのかが大事なので、留学したからと言って道が自動的に開くというわけではありません。
なぜ留学して英語を学びたいのかを、そしてどのように役に立てていきたいのかを、ご自分の頭の中で明確化しましょう。
全く英語がしゃべれなくても海外生活が送れる!
私は全く英語を話せませんでしたが、海外生活はできました。
なので誰でもやる気があれば海外生活を送ることはできます!
やはり英語はあくまで会話のツールです。
言葉だけでコミュニケーションをとるわけではないので、言葉が足りなければジェスチャー、紙に書くなど伝えたいという気持ちを相手に示す。
絵を描くことが好きだった私は、ジェスチャーはもちろん、メモ紙やスケッチブックに、思ったこと・伝えられなかったことを描いて表現し、アメリカ人の方達とコミュニケーションをとっていました。
語彙力が足りなくても、何らかの形で必死に言いたいことを伝えようとすれば、相手は必ず理解しようとしてくれます。
私はいつもめちゃくちゃな英語を使ってアメリカ人の人達に笑われていました。
例えばハンバーガーショップでポテトをオーダーしたかったのですが、
”French fries” の ”Fries"のRの発音が出来ずに、Flies!
と言ってました。 ”ハエ” になっていたんですね。
よく笑われていた私ですが、ほとんどの人達が馬鹿にして笑っていたのではなく
滑稽だから笑っていたのです。
そんな時、親切に教えてくれる人も沢山いました。
また基本的に語学学校へ留学する場合は、最初にどのくらいの英語力があるのかを判断されるテストがありますので、自分に合ったレベルのクラスを受講することになります。
ですので初心者向けのクラスを受講すれば全くついていけないということはあまりないはずです。
海外生活までに身に付けておきたい英語力は?
身につけておきたい英語力は中学生レベルでも十分です。
つまり日常生活がそこそこ遅れる程度でオーケーですね。
学校の英語の成績が良かっただけの私の英語は殆ど通じなかったことを覚えています。
慣れないうちは長々と単語を並べるよりも、シンプルに伝えたいことを英単語2,3文字で言う方が伝わりやすかったですね。
間違いや失敗を恥ずかしがらず、挨拶や喜怒哀楽を表現できる基本的なフレーズ。
そして体調不良などを伝えるフレーズが自然に言えればとりあえずはOKだと思います。
普通のESL学校の授業は、講師はもちろんネイティブスピーカーですが、クラスの中で現地人と接する機会はほとんどありません。
周りは皆英語を一から勉強を始めた人達です。
故に最初は上記程度の英語力でも十分くらいです。
しかし、どんな方法でも英語をしっかりと学んできた人は有利ですね。基礎があるのと無いのとではやはりスタートが違います。勉強はしていればしているほど現地に出た時の上達度が格段に違いますから。
私のお勧めの勉強法は、まずは英語を出来るだけ聞き取れるようになるため、英語のラジオや映画、ドラマ等常日頃から聞き流しておくことです。
相手の言っていることが聞き取れれば、それに対して言い返すことができ、コミュニケーションが取れるようになるからです。
通学する学校の環境にもよりますが、やはり英語の上達は自分次第ですね。