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ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)ってどうやって広がるの?その仕組みと防御策を解説!

ランサムウェア」という言葉、最近よく聞きますよね。

特にニュースで企業や病院などがサイバー攻撃を受けたという報道の中で、ランサムウェアの被害がよく取り上げられています。

ランサムウェアとは、コンピューターやシステムを人質に取るようなウイルスで、ファイルを暗号化し、それを解くために身代金を要求するという非常に危険なものです。

じゃあ、ランサムウェアはどうやって広がっているのか?

これを知ることで、自分や会社を守るための対策が見えてくるはずです。

今回は、ランサムウェアの感染経路や仕組み、そして広がり方について解説していきます!


ランサムウェアの主な感染経路とは?

1. フィッシングメール

最も一般的な感染経路の一つは、フィッシングメールです。

サイバー攻撃者は、信頼できそうなメールを装って、ウイルスを含む添付ファイル悪意あるリンクを仕掛けます。

たとえば、偽の請求書やセキュリティ警告に見せかけたメールが送られてくることが多いです。

  • メール内のリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いてしまうと、知らないうちにランサムウェアがシステムに侵入します。
  • フィッシングメールは見た目がとても本物に近く、大手企業のロゴや名前が使われていることも多いため、気をつけないとすぐに引っかかってしまいます。

どう広がる?

一度感染すると、ランサムウェアはネットワーク内の他のコンピューターに自動的に拡散することがあります。

特に企業内ネットワークの場合、社内の他の端末やサーバーに素早く広がるため、被害が急速に拡大するのです。


2. 不正なウェブサイトや広告(ドライブバイダウンロード)

ランサムウェアは、信頼できないウェブサイトや不正な広告(マルバタイジング)を通じても広がります。

これを「ドライブバイダウンロード」と呼びます。

  • 悪意ある広告やウェブサイトにアクセスすると、知らないうちにウイルスが自動的にダウンロードされ、ランサムウェアに感染することがあります。
    これが恐ろしいのは、ユーザーが何も操作していなくても感染する点です。
  • 特に、違法ダウンロードサイトポルノサイト、信頼性の低いリンクをクリックすると感染リスクが高まります。

どう広がる?

この手口は、ユーザーが何も疑わずに日常的にインターネットを利用しているだけで感染することがあり、個人のPCだけでなく、企業のシステムにも広がる危険性があります。

一度感染したPCを通じて、同じネットワークに接続している他のデバイスにも影響が出る場合があります。


3. 脆弱なリモートデスクトップ(RDP)の悪用

リモートワークの普及に伴い、ランサムウェアは**リモートデスクトップ(RDP)**というシステムの脆弱性を悪用して広がることも増えています。

RDPは、会社のシステムに外部からアクセスできる便利なツールですが、設定が不十分だと攻撃者に簡単に狙われます。

  • サイバー攻撃者は、脆弱なRDPを狙って不正なアクセスを行い、その後ランサムウェアをインストールします。
  • 特に、パスワードが弱い場合や、多要素認証が導入されていない場合、リモートデスクトップを通じてシステム全体が侵害されるリスクが高まります。

どう広がる?

RDPを介してシステム全体にアクセスされると、攻撃者はネットワーク全体にランサムウェアを広げ、企業全体のシステムやデータに大きな被害をもたらす可能性があります。


4. ソフトウェアやシステムの脆弱性

ランサムウェアは、システムやソフトウェアにある**脆弱性(セキュリティの欠陥)**を利用して広がることもあります。

ハッカーは、古いソフトウェアやアップデートされていないシステムに潜む脆弱性を狙い、そこからランサムウェアを拡散します。

  • 定期的にアップデートを行っていないシステムやソフトウェアは、脆弱な部分を攻撃者に突かれやすいです。
  • 特に、オープンソースのプログラムや無料ソフトウェアは、セキュリティパッチが遅れたり、適切に管理されないことがあり、攻撃者にとって格好の標的となります。

どう広がる?

脆弱性を突かれたシステムにランサムウェアが侵入すると、ネットワーク全体に広がり、企業全体の運用を止めてしまう危険があります。

たとえば、重要なインフラやサービスを管理している企業が攻撃されると、社会的に大きな影響が出る可能性もあります。


ランサムウェアの拡散を防ぐための対策

1. メールのフィルタリングとセキュリティ教育

フィッシングメール対策として、スパムフィルターメールセキュリティソフトを導入し、怪しいメールが届かないようにすることが有効です。

また、社員や家族に対して、フィッシングメールの見分け方や、怪しいリンクをクリックしないよう教育することも大切です。

2. 最新のソフトウェアにアップデートする

ソフトウェアやシステムに最新のセキュリティパッチを適用することが重要です。

特に脆弱性が発見された場合、すぐにアップデートを行うことで、ランサムウェアが侵入するリスクを減らすことができます。

3. リモートアクセスの強化

リモートデスクトップを利用する場合は、強固なパスワードや**多要素認証(MFA)**を導入して、不正アクセスを防止することが必要です。

特に、リモートワークが増えた今、セキュリティ対策はさらに重要です。

4. バックアップの定期的な実施

ランサムウェアの攻撃を受けても、定期的にバックアップを取っていれば、大切なデータを復元することが可能です。

クラウドサービスや外部ドライブに定期的なバックアップを取ることで、データの喪失リスクを大幅に減らすことができます。


まとめ

ランサムウェアは、フィッシングメール、脆弱なリモートアクセス、不正なサイトへのアクセス、システムの脆弱性など、さまざまな方法で広がります。

一度感染すると、個人のPCから企業のネットワークまで、迅速に被害が拡大してしまうため、日常的なセキュリティ対策が非常に重要です。

メールのフィルタリングやソフトウェアの更新、リモートアクセスのセキュリティ強化、そして定期的なバックアップを行うことで、ランサムウェアの被害を防ぎましょう。

日々のセキュリティ意識が、ランサムウェアによる大きな被害を防ぐ鍵となります。


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