どの国で生活をするとしても物価や気候など、自分に合ったエリアというものがありますよね。
日本の面積の25倍はあるアメリカでは、特に気候などは地域によって大きく異なります。
ここでは各エリアの気候、そして自然災害から身を守るための対策法をお伝えしていきます。
自分自身が快適に過ごせる地域を探しましょう!
海外で長く快適に留学生活を送るなら現地の物価や気候、起こりやすい自然災害はしっかりチェックしておきたいもの。
広大なアメリカ全土を大きく分けての情報になりますが、日本人留学生が多い東海岸のニューヨーク周辺、西海岸のロサンゼルス周辺とアメリカ南部のテキサスの5つの都市の情報を簡潔にお伝えします。
① ニューヨーク ・ ワシントン (東海岸)
・ 日本と同じように四季あり。
・ 春、秋が短い (両季節共に2か月ほど)
・ 基本的に湿度が高く日本の気候に似ている。
・ 夏は30°を越える日が多く蒸し暑い。
・ 冬は0°を下回る日が多く雪が積もる。
夏場は半袖で十分ですが、冬はニット帽やマフラー、手袋は欠かせません。耳がちぎれそうなほどの寒さです。要防寒対策。
日本のように四季がはっきりしていて、梅雨が終わると蒸し暑くなり、冬はしっかりと寒さを感じられるような気候が好きな方におすすめです。
② ロサンゼルス ・ サンフランシスコ (西海岸)
・ 日本の気候とは違い、基本的に一年中カラッとしている。
・ 春が短く、夏が長い。
・ 夏は30°を越える日は多いが、湿度がないため日陰に入ると涼しく快適。
・ 冬場は、最低気温でも7°ほど。
一年を通して過ごしやすい地域です。夏場は日差しが強いので、要日焼け対策。
11月後半でも半ズボンで歩く人が多いくらいなので、冬でもそこまでの防寒対策は必要ないと思われます。
一年中シンプルな服装、本格的な雪が積もるような冬の寒さが苦手、そして乾燥した空気が気にならない方におすすめです。
③ テキサス (南部)
・ 夏が長い(だいたい4月~9月は夏場)。
・ 2か月間ほどの冬もあり、雪も少し降る。
・ 冬の寒暖差が激しい。
一年の大半は夏服で過ごせる感じですが、冬に起こりやすい寒暖差はとんでもないです。日中は20°越えだったのに日没後0°を下回ることもしばしば。
気温の変化が激しいのがテキサスというエリアで、シーズンに合わせて夏服と冬服をクローゼットにしまったりはあまりしません。
短い冬場ですが、暑くなったり寒くなったり予測がつきません。天気予報も全く当たらないそうです。
基本的には暑く、日中はほぼ夏服で過ごせる夏が大好きな方におすすめです。
それぞれの地域でメリットとデメリットがあり個人の好みなのですが、私は個人的には西海岸派でした。
物価がニューヨークに比べてずっと安く、なんと言っても一年中カラッとした気候は自分には合っていたと思います。
これから長期海外生活を送るご予定の方は、ご自分にとって最も快適なエリアを選択することをおススメいたします。
アメリカでは水道水を飲んでも大丈夫?
アメリカの水道水はあまりお勧めはできません。
水の品質基準は日本より厳しいと言われているアメリカの水道水ですが、その基準は州や地域ごとに異るため、どこでも飲み水として水道水が利用できるわけではないんですね。
殺菌・消毒過程で利用された塩素やカルキ、次亜塩素酸ナトリウムなどの不純物が多く含まれているからです。
飲んでしまえばお腹を下します。
沸騰させて飲んでも咳が止まらなくなるといった症状が出ます。
浄水器やウォーターサーバーを利用するのが一般的ですね。
もしくはドリンキングウォーターを購入することをおススメします。
気になるアメリカでの自然災害の備え方
いつでも何処でも起こりうる自然災害。
私達は常に気を配り、自分の身を守るために自然災害に備えておかなければなりません。
私が滞在していたカリフォルニア州では数十年ごとに大地震が発生しています。幸い滞在期間中に大地震が起こることは無かったのですが、小さな揺れを感じたことは多々ありました。
そして乾燥地帯のカリフォルニア州では森林火災も頻繁に発生しています。
山火事も1,2回は目撃しました。
東海岸側ニューヨーク州周辺ではハリケーン、そのため洪水で地下鉄やトンネルが浸水することも多いです。
そして南部テキサス州周辺では6月~11月がハリケーンシーズンだと言われています。
非常に恐いですね。
正に予測不可能な自然災害には本当に要注意です。
●このような事態のために …
・ 避難場所を決めて確認しておくこと。
・ ガス、電気、水道の止め方等も事前に知っておくこと。
・ 家具や電気器具等は固定しておく。
・ 水や燃料を備蓄しておく。
常日頃から準備しておくと安心で便利な持ち出し用品は …
・ 水 (1人1日あたり4リットル程)
・ 食料 調理済のカンズメや、多量の水が不要な食糧
・ 救急箱
・ 工具類 (電池式ラジオや懐中電灯、万能ナイフ等)
・ トイレットペーパー、タオル、丈夫な靴
・ 簡易テント
・ ペンチ、レンチ、スパナ
・ 防寒衣服
等々です。
天災は忘れたころにやってきますよね。
・ 沿岸地帯では高浪注意報や津波警報が出たら出来るだけ高いところに避難する。
・ 地震発生時には屋外に飛び出さず屋内でかがむ。
(屋外での落下物や建物の転倒による被害を避けるため)
・ 乾燥地域では家の周りには燃えやすい物をあまり置かない。
テレビやラジオで細目に状況をチェックし、
警告があれば速やかに行動できるように準備をしておきましょう。