NNNのまとめでは、24日、全国で確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は
6万1259人、亡くなった方は206人でした。
重症者は23日時点で前の日から15人減り、1474人となっています。
大規模な感染拡大が続いており、感染拡大が急速に進んでいるため、社会活動の中断が避けられない可能性がありそうですね。
オミクロン株はなぜ感染しやすく重症化しにくいのか?
後遺症、そして年齢や基礎疾患、ワクチンによる差などは?
この記事では最新の研究からわかってきたことを微力ながらお伝えしたいと思います。
Contents
①『オミクロン株』はなぜ感染しやすいのか?
デルタ株の2~4倍うつりやすいというオミクロン株。
オミクロン株は、
『ワクチン接種による抗体を逃れやすく、ブレイクスルー感染を引き起こしやすい』
とのことです。
その結果、体調不良で来院する人も、病欠の連絡をしてくる病院スタッフも増えているんですね。
②『オミクロン株』はなぜ重症化しにくいのか?
症状が重くなりにくい理由は、オミクロン株はこれまでの変異株とは違い、肺の細胞に効率よく感染できないらしいのです。
その結果、体へのダメージが少ない。
オミクロン株に感染したげっ歯類では、肺のウイルス量がかなり少ないことが、いくつかの研究から分かっているのです。
一方で、鼻や副鼻腔を含む上気道では、オミクロン株はデルタ株の100倍以上の速さで複製されるとのこと。
上気道に感染しやすく、免疫をより回避し、感染力が強いといったオミクロン株が遂げた変化は、感染した相手を重症化させることなく自分の複製を広げるように進化する。
ウイルスにとっては、自分の複製を作って次の宿主に感染できさえすれば、感染した相手が生きようが死のうが、どうでもいい。
自分のゲノムを複製することがすべてなんですね。
③表面の消毒や人との距離などの対策はまだ必要なの?
これまでの変異株と同様、オミクロン株は主に空気中の飛沫を介して感染します。
専門家の意見としては、物体の表面を消毒することは、おそらく労力に見合うほどの効果はないようです。
「ものの表面から感染する可能性は低いので、表面の消毒に時間、エネルギー、お金、資源、心の健康を費やすよりは、手洗い、ソーシャルディスタンスの保持、マスクの着用に向ける方がよい」
と専門家は言います。
また、ソーシャルディスタンスに関する「6フィート(約1.8メートル)ルール」は、それだけ離れれば感染しないという意味ではなく、感染者に近づくと感染リスクが高まることに対する注意喚起だとのこと。
1.8メートル以上離れていても感染することはありますが、距離が遠くなればエアロゾル(空気中の微粒子)が希釈されるため、感染の可能性は低くなります。
感染リスクは、換気や、周囲の人が着用しているマスクの種類といった要因によっても変わってくるんですね。
④症状や増殖のしかたはどう違うのか?
もし今、米国で新型コロナウイルスに感染した場合、それはオミクロン株である可能性が高いそうです。
元のウイルスと比べて変異の多いオミクロン株は、これまでの主流だったデルタ株とは大きく異なるため、過去2年間で身につけたリスク管理のやり方を部分的に変える必要があるかもしれません。
オミクロン株は感染力が強くなっているだけでなく、既存の抗体から逃避する能力も優れているらしいです。
これほど感染力の強いウイルスは見たことがないと専門家は言います。
それでも、すべての新型コロナウイルスには重要な共通点があり、
「ワクチン接種を受けてマスクを着用する」
という基本的な感染予防策は変わりません。
⑤年齢や基礎疾患、ワクチンによる差は?
どんな病気でも、高齢になるほど悪化しやすくなります。
基礎疾患のある人や免疫力が低下している人も、ワクチン未接種の人と同様に感染しやすいですね。
現行のワクチンがオミクロン株による症状を防ぐ効果は、デルタ株に比べて低いそうです。
それでも、他の健康問題と同様、年齢が重症化の要因の1つであることに変わりはないと専門家は言います。
ですが、ブースター接種(追加接種)を終えた人は、未接種の人に比べてオミクロン株感染による入院率が88%も低いことがわかっています。
英国各地の病院からの報告では、現在、集中治療室に入っている人の大半がワクチン未接種の人らしいです。
オミクロン株に感染すれば、年齢や健康状態に関係なく、たとえ病院に行くほどではないにせよ苦しい思いをする点や、オミクロン株でも入院や死亡する人はやはり多いとのことです。
⑥オミクロン株でも後遺症が残る可能性がある?
まだわからないようですね。
オミクロン株が長期的に持続する症状を引き起こすかどうかが明らかになるのは数カ月後になると言われています。
しかし、一部の専門家は、オミクロン株が肺に感染しにくい傾向があるうえ、ワクチン接種を受けた人が増えていることで感染や発症のリスクが下がっているため、新型コロナ後遺症に苦しむ人は少なくなるのではないか…
と考えてはいるそうです。
新型コロナウイルス…
年末年始の感染拡大がみえてくるのはこれからだと警戒感が示されています。
ワクチンのおかげもあって、3か月間、感染者数が落ち着いてきたところに急拡大しているのですから。
気を抜かずに、今までやってきた感染対策を徹底して、日常生活を送るということ!
各々が気を引き締めていかなければ!と思います。