取り上げた受話器から、いきなり "Hello!"
「危なっかしい英語」で対応せざるをえないのはもうイヤだ!
という方へお届けいたします。
相手がどういった用件で電話をかけてきたのか、どういった返答を求めているのかを正しく理解して対応したいものですよね。
英語で電話がかかってきたとき、必要かつ十分に対応するための基本的なフレーズから、海外にかけるときに必要なフレーズ、
「約束をとりつける」
「ファックスや郵便物の着信確認する」
「仕事の進捗状況を尋ねる」
といった場面別に必要なフレーズまで、ビジネスシーンでありがちな電話対応をひととおり英語でこなせるだけの力が身につく内容をまとめてあります。
何度も何度も練習していけば必ず自分のものにできるはずです!
今回は「祝辞・お見舞いを述べる場合」を見て行きましょう!
①祝辞を述べる
●昇進おめでとう。
よく頑張ったからね。
I was glad to hear about your promotion.
You've worked very hard for it.
◆昇進おめでとう。
・I was glad to hear about your promotion.
・That's great news about your promotion.
・Congratulations on your promotion.
「祝辞」「お見舞い」「弔意」などについては、相手にこちらの気持ちを早く伝える
意味で電話でのやりとりもありますが、もっと正式に伝えたいときはカードや手紙で
伝えます。
◆よく頑張ったからね。
・You've worked very hard for it.
・You've earned it.
・You deserve it.
deserve は「~に値する」の意味です。
◆よくやった!
・Way to go!
・Good work!
・Congratulations!
◆その調子で頑張って!
・Keep up the good work!
自分より目下の者に対して使うのが一般的です。
◆新しい店舗の成功を祈ります。
・Good luck with your new store.
◆新しい事業の成功を祈ります。
・Good luck with your new business.
・Good luck in your new business.
・Best of luck with your new business.
②お見舞いを述べる
●事故にあわれたそうで、お気の毒です。
何か私にできることはありませんか?
I'm sorry about your accident.
What can I do for you?
◆事故にあわれたそうで、お気の毒です。
・I was sorry to hear about your accident.
・I'm sorry about your accident.
・That's terrible news about your accident.
◆ご病気と伺い、お気の毒に思います。
・I'm terribly sorry to hear about your illness.
◆お医者さんは何とおっしゃったんですか?
・What did the doctor say?
◆何か私にできることはありませんか?
・What can I do for you?
・Can I get you anything?
・Do you need anything?
いずれもカジュアルな表現です。
◆良くなられましたか?
・Has your health improved?
・Are you getting better?
・Are you okay now?
◆早くよくなってください。
・Get well soon.
◆原因は何ですか?
・What caused it?
③弔意を述べる
●彼の死が残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。
I was terribly sorry to hear about his death.
May he rest in peace.
◆亡くなられたと聞いて驚きました。
・I was shocked to hear the news of his death.
・I can't believe he died.
・It caught me off-guard.
catch someone off-guard は「ういうちを与える」、つまり it caught me off-guard で「突然のことで驚いた」という意味です。
◆彼の死が残念でなりません。
・I was terribly sorry to hear about his death.
◆幸せな人生を送られたことでしょう。
・He lead a good life.
◆まだお若かったのに。
・He was too young to die.
◆ご冥福をお祈りいたします。
・May he rest in peace.
◆とても尊敬していたんです。
・I really respected him.
◆立派な方でした。
・He was an honorable man.
④注意したい欧米のビジネスマナー
相づちの妙味
電話での会話に限らず、日本人は相手の言うことに対して「はい、はい」と小刻みに
相づちを挟みますよね。
欧米人も Yes, Yes, Oh-huh などの相づちをうちますが、こちらは相手の言ったことに
納得したときや、質問に答えるときなど、はっきりと意思表示をしたいときに差し込み
ます。
同じ相づちばかりでなく、さまざまな言い方を混ぜると、会話を盛り上げる効果があります。
相づちは会話の内容に興味を持っていることの証明としてある程度は必要ですが、あまり多く挟みすぎると、欧米人は会話を早く切り上げたくてせかされているように感じて
しまうようですね。