否定表現のいろいろな使い方を解説!簡単でわかりやすい英文法㊾

英文法の基礎
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49.  注意すべき否定表現

 

否定の表し方には、ほかにもいろいろ注意すべきものがあります。

たとえば「~ない…はない」のように否定語を二つ重ねる表現 (二重否定)です。

そのほか慣用的に用いられるものも多いので、一つ一つしっかり覚えましょう。

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① 否定語を含むもの

自分の責任を否定する女性は降伏して手を上げ、手に負えない表情で笑っ ...

not ~ because …「…だからといって~ない」の意味になることがある。
これは not が否定する部分が because 以下までおよぶ場合である。
この場合は、because の前に( , )を置くことはできない。

Taro did not marry her because she was rich.
(タロウは、彼女が金持ちだったから結婚したわけではない〔ほかに理由があった〕)

 

<NOTE>
not ~ because …の形ではあっても、not が否定する部分が because 以下まで
及ばないときは「…だから~ない」となる。
この意味の場合、because の前に( , )を置いてもよい。

He did not come, because he was busy.
(彼は忙しかったので来なかった)   〔 not は come までを否定する 〕

 

cannot ~ too …いくら…してもしすぎることはない」の意味。

You cannot be too careful when you cross this road.
  (この道を横断するときには、いくら注意してもしすぎることはない)

 

二重否定 否定語が二つ重なっているときは、肯定の意味を表す

My brother is not without some knowledge about literature.
(私の兄は文学についての知識がないわけではない → かなりある)

We never read this book without being deeply moved.
   (私たちは深く感動せずにこの本を読むことはできない → 読めば必ず深く感動する)

There are few illnesses that we cannot cure today.
 (今日では、治すことのできない病気はほとんどない)

There is no rule but has some exceptions.
(例外のない規則はない)          〔古い文章体〕〔 but = that ~ not 〕

She does nothing but laugh.
 (彼女は笑ってばかりいる)             〔 but = except 〕

② 否定語なしの否定表現

アメリカ留学中に上手に賢く友達を作るためのコミュニケーション法 ...

否定語がなくても、意味の上から見て否定を表すこともある。
次のような表現に注意しよう。

修辞(しゅうじ)疑問文
疑問文を反語的に用いて、文脈上「~だろうか → いや、そんなことはない」という意味を表すことがある。これは日本語の場合と同じである。

Can we ignore his statement?
(私たちは彼のいったことを無視できるのだろうか → 無視できはしない)
= We cannot ignore his statement.

What is the use of talking with him?
(彼と話して何の役に立とうか → 何の役にも立たない)
= It’s no use talking with him.

外国人が日本語を勉強する3つの理由 | LingoTimes

too ~ to [ for ] …
「あまり~なので…できない」の意味。

It was too dark to see anything.
(あまり暗かったので何も見えないかった)

Today is too hot for work.
(今日は暑くて仕事にならない)

 

<NOTE>
too ~ to に否定の意味があるため、上の例文 too ~ to には anything が用いられ、
to see something とはしない。
このことは so ~ that … cannot に書きかえればはっきりする。

It was so dark that we could not see anything.

 

the last ~ to [ that ] … 「最も…しそうにない~、決して…ない~」の意味。

He is the last person to do such a thing.
(彼は決してそんなことをする人ではない)
= He never does such a thing.

 

fail to 「~しそこなう」の意味。
否定形の never fail to は「必ず~する」の意味になる。

She failed to come.  (彼女は〔来ることになっていたが予想に反して〕来なかった)
He never fails to keep his promise.  (彼は必ず約束を守る)

効率がいいの?悪いの?実際のところながら勉強ってどうなの?みんなの ...

far from = anything but 「決して~ではない、~にはほど遠い」の意味。

He is far from a scholar.  (彼は学者にはほど遠い)
= He is anything but a scholar.   が、より口語的。

 

free from 「(嫌なものなど) ~がない」の意味。

This city is completely free from flies and mosquitoes.
(この市にはまったくハエや蚊がいない)

 

above [ beyond ] 「~の範囲を越えている、~できない」の意味。

Her behavior is above [ beyond ] suspicion.
(彼女の行動は疑いをさしはさむ余地がない 〔ほど立派だ〕)

 

 

ポイント
準否定語・部分否定・二重否定などにも注意しよう。

準否定語 (ほとんど~ない)     : hardly,  few,  little など
部分否定 (全部が~とは限らない)  : not all [ every ] など
二重否定 (…ない~はない)         : never ~ without など
慣用表現  : cannot ~ too …, far from など

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