英会話の直接話法・間接話法のちがい・転換のしかたを詳しく解説!51

英文法の基礎
スポンサーリンク

51.   話法

 

人の言ったことや思ったことを伝えるには、どんな形が用いられるのでしょうか。

直接話法 会話などによく出てくる引用符(‟ ‘’)を用いる方法
間接話法 話し手の言葉になおして伝える方法

話法には、上の二つの種類があります。

直接話法と間接話法のちがいや、転換のしかたについて学習しましょう。

スポンサーリンク

① 直接話法と間接話法

アメリカ人はLINEを使わない?米国で一般的なメッセージアプリとは ...

次の二つの文を比べて、伝達のしかたのちがいを調べてみよう。

❶ He said to me, ” I will visit Japan.”
(彼は私に「日本を訪問するつもりだ」といった)

❷ He told me that he would visit Japan.
(彼は私に、日本を訪問するつもりだといった)

❶の文は、引用符を用いて、人のいった言葉を一字一句そのまま引用する方法である。
これを直接話法という。

❷の文は、人のいった言葉を話し手の立場から名詞節などになおして伝える方法である。
これを間接話法という。

❶❷はどちらも「彼は私に、日本を訪問するつもりだといった」の意味であるが、
伝達のしかたがちがっている。

〈直接話法〉
人のいった言葉を
そのまま伝える。
▶人のいった言葉 (伝達される文) を大文字で書き始め、
引用符(” “)に入れて示す。
▶引用符の前にコンマ (,) をつけて区切る。
〈間接話法〉
話し手の言葉に
なおしてから
伝える。
▶人のいった言葉(伝達される文) を名詞節などに
かえる。引用符は用いない。
▶主節の動詞(伝達動詞) を、say to → tell, ask などにかえる。
また、名詞節中の動詞を時制の一致の法則に従って適当な形にする。
▶話し手の立場から、代名詞・時の副詞(句)などをいいかえる。

② 話法の転換

英語でのサインの書き方!筆記体はアメリカ人も書けない?

直接話法を間接話法に転換するときには、次の点がポイントになる。

❶ 伝達動詞の変化
❷ 伝達される文の形とそれを導く語
❸ 伝達される文の語順
❹ 伝達される文中の動詞の変化 (時制の一致)
❺ 伝達される文中の代名詞の変化

上の❶~❺のうち、❶❷❸は伝達される文の種類に応じて決まる。

平叙文の
伝達
He said to me, ” I love you.”    (彼は私に「私はあなたを愛している」といった)
       ↓
He told me that he loved me.   (彼は私に、彼は私を愛しているといった)
❶say [said] to ~ → tell [told] ~
ただし、say [said] だけなら say [said] のままでOK。
that の導く節にする。この that は省略されることが多い。
語順はそのまま
時制の一致 love → loved
代名詞の変化 I → he,   you → me
疑問詞を
含まない
疑問文の
伝達
I said to him, ” Have you read the book?”
   (私は彼に「あなたはその本を読みましたか」といった)
I asked him if he had read the book.  (私は彼に、彼がその本を読んだかをたずねた)
❶  say [said] to ~ → ask [asked] ~
if [whether] の導く節にする。
❸ 語順は平叙文の語順に。(関節疑問である)
時制の一致  have read → had read
代名詞の変化 you → he
疑問詞の
ある疑問
文の伝達
She said to me, “What are you doing?”
(彼女は私に「何をしているのですか」といった)
She asked me what I was doing.
(彼女は私に、私が何をしているのかをたずねた)
❶ say [said] to ~ → ask [asked] ~
疑問詞の導く節にする。
❸ 語順は疑問詞のうしろを平叙文の語順に。(間接疑問である)
❹ 時制の一致 are doing → was doing
❺ 代名詞の変化 you → I
※❸の語順に注意しなければならないのは、「疑問詞が主語」の
場合以外の疑問文の場合である。
肯定の命
令文の伝
I said to the boys, “Be quiet.”
↓ (私は少年たちに「静かにしなさい」といった)
I told the boys to be quiet.
(私は少年たちに静かにするようにいった)
❶ say to ~ → tell [order, advice] ~   または ask ~
❷ 不定詞にかえて、「tell [ask] + O + 不定詞」の形にする。
否定の命
令文の伝
He said to us, “Don’t run around.”
(彼は私たちに「走りまわるな」といった)
He told us not to run around.
(彼は私たちに走りまわらないようにいった)
❶ say to ~ → tell [order, advice] ~ または ask ~
❷ 否定形の不定詞 not to ~ にかえる。
感嘆文の
伝達
I said to her, “What a nice car you have!”
(私は彼女に「なんていい車をもっているんだろう」といった)
I told her what a nice car she had.
(私は彼女に、彼女がどんなにいい車を持っているのかを話した)
I told her that she had a very nice car.
(私は彼女に彼女がとてもいい車を持っているといった)
❶ 内容に応じて say, exclaim, cry (out), tell などにかえる。
with delight [regret] などを加えることもある。
what + 名詞句、how + 形容詞または副詞の導く節にかえる。
または very を含む that の導く節にかえる。
❸ 語順は平叙文の語順
❹❺ 時制の一致、代名詞の変化などは平叙文の場合と同じ。

ただし、直接話法の伝達動詞に tell,  ask などが用いられることもある。

日本の常識が通用しない?!】アメリカ人大学生の特徴について留学体験 ...

<NOTE>
次のように、内容に応じた転換のしかたをする場合もある。

He said to me, “Will you mail the letter for me?”
(彼は私に「私の代わりにその手紙を投函してくれませんか」といった)
He asked me to mail the letter for him.

Ken said, “Let’s go swimming.”   (ケンは「泳ぎにいこう」といった)
Ken suggested that we should go swimming.

He said to me, “You had better stay in bed.”
(彼は私に「寝ている方がいいよ」といった)
He advised [warned] me to stay in bed.

③ 代名詞・副詞(句)などの変化

Youtubeで学ぶ】アメリカトップ大学の学生の勉強方法 - Life Info Nerd

直接話法は、人のいった言葉をそっくりそのまま引用するのだから問題はない。
しかし間接話法になると、話し手の立場に立っていいかえねばならない。
「私が」「今」「ここで」という発言を、あとになって伝達しようとするときに、
そのままにしてはいけない。
時間的・空間的なズレを、話し手の視点に立って調整しなければならないのである。

❶ 人称代名詞
❷ 指示代名詞
❸ 場所を表す副詞(句)
❹ 時を表す副詞(句)     などをかえなくてはならない。

He said to me, “I will meet her here today.”
(彼は私に「今日、ここで彼女に会うつもりだ」といった)

●彼が「私」(I)といっているのだから「彼」(he)
●彼が「彼女」(her) といったのは、話し手にとっても「彼女」(her)
●彼が「ここで」(here) といったのは、話し手から見れば「そこで」(there)
●彼が「今日」(today) といったのは、話し手から見れば「その日」(that day)

He told me that he would meet her there that day.
(彼は私に、その日そこで彼女に会うつもりだといった)

一般に間接話法は、あとになって、別の場所で伝えるのがふつうである。
したがって、指示代名詞や場所・時を表す副詞(句)は、間接話法では原則として
次のようにかえる。

指示代名詞 this           → that (あれ)
these        → those (あれら)
場所を表す
副詞
here         → there (あそこ)
時を表す副詞
(句)
〔現在〕
now          → then (そのとき)
today        → that day (その日)
tonight      → that night (その夜)
this week   → that week (その週)
時を表す副詞
(句)
〔過去〕
yesterday   → the previous day (その前日)  the day before
last week    → the previous week (その前の週) the week before
a week ago  → a week before
時を表す副詞
(句)
〔未来〕
tomorrow   → the next day (その次の日) the following day
next week  → the next week (その次の週) the following week

上表の変化はあくまで原則である。
下のような例外もあるので文の内容や状況をよく考えて副詞を選ぼう。

Yesterday she said to me, “I will play tennis tomorrow.”
→ Yesterday she said to me that she would play tennis today.
(きのう彼女は私に、あすテニスをするつもりだといった)

次のような文では、各文の種類に応じた伝達動詞を用いる。
She said to me, “It’s cold. Don’t open the door, please.”
→ She told me that it was cold, and asked me not to open the door.
(彼女は私に寒いといった。そしてドアを開けないでと頼んだ)

アメリカ人と話したい駐在妻必見!リアルな会話ってどんな感じ ...

ポイント
●間接話法の形は、伝達される文の種類によって異なる。

平叙文の伝達 tell ~ that …

疑問文の伝達 ask if [ whether ] … または疑問詞…
命令文の伝達 tell [ ask など ] ~ to …

コメント

タイトルとURLをコピーしました