受動態・受動態の時制を詳しく解説!初心者にもわかりやすい英文法の基礎⑭

英文法の基礎
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14. 受動態

「~は~する」という言い方もあれば、「…は…される」という言い方もあります。
このことは、日本語でも英語でも同じですね。例を挙げます。

Sam  uses  this computer.       〔能動態〕「~は…を~する」
 S         V               O                                            (サムはこのコンピュータを使う)
This computer  is used by Sam.   〔受動態〕「…は~に…される」
                    be動詞+過去分詞  by~    (このコンピュータはサムによって使われる)

Samで始まる文は、「~は~する」というふつうの文で、これを能動態といいます。

これに対して This computer で始まる文は、「…は…される」という文で、
動作の対象となるほうが中心になっている。この文を受動態といいます。

英語では、受動態の表現が日本語よりも多く用いられます。

ここでは受動態の形の意味や時制などについて学びましょう。

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① 受動態のつくり方

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受動態の文では、次の図で分かるように、動詞が uses → is used のようにかわる。

一般に「be動詞+過去分詞」が受動態を表す基本形

能動態       Sam                    uses                    this computer.
                      s                            v                                   o 

受動態   This computer       is used by                    Sam.
s        be動詞+過去分詞      by~

上のように、能動態の目的語が受動態では主語になり、能動態の主語は受動態では
by ~ の形で表される。ポイントは次のとおり。

❶能動態の文の目的語(O)を、受動態の文の主語(S)にする
❷受動態の動詞は「be 動詞+過去分詞」の形。このbe動詞の形は主語に合わせる。
❸能動態の文の主語(S)を、受動態ではby~にかえて文尾におく。


<NOTE>

主語・目的語が人称代名詞の場合は、格の変化にも注意しよう。たとえば、
She (主語=主格) → by her (前置詞の目的語=目的格)

② by ~ の省略

受動態の主語になるのは、動作を受けるもの(動作の対象)である。

「行為者」のほうはかげにかくれてしまって、動作の対象や「~される」という動作自体に力点が置かれることになる。

そのため、実際の文では、次のような場合に受動態の文がしばしば用いられる。

動作の対象に関心が
置かれる場合
 Laws are made by the Diet.
(法律は国会でつくられる)
動作自体に関心が
置かれる場合
 A man was run over by a car.
(男の人が車にはねられた)
一般の人が行為者
の場合
 Spanish is spoken in Mexico.
(メキシコではスペイン語が話される)
行為者が自明か
示す必要のない場合
 The school was rebuilt a year ago.
(学校は一年前に再建された)
行為者が不明か表現
しにくい場合
 He was killed in the war.
(彼は戦死した)

上の例文からもわかるように、受動態の文ではしばしば by ~ 省略される。

行為者が不明の場合はもちろんであるが、そのほか行為者が前後の関係から明らかで、
示す必要がない場合や、一般の「人々」が行為者の場合には、ふつう by ~ を省略する。

<NOTE>
能動態の文は必ず受動態に転換できるわけではない。
動作の対象(目的語)のない文は受動態にはできない。また、「S+V+O」の文であっても、意味上不自然になる場合も多い。

たとえば、

I have a new coat.       (私は新しい上着を持っている)
He resembles his mother.    (彼は母親に似ている)

などは受動態に変換できない。

なお、come, go, rise. finish などの自動詞(目的語をとらない動詞)を
「be 動詞+過去分詞」の形にすることもあるが、古い用法の名残でこれは完了を表す。

Spring is come.  (春が来た)
The guests are all arrived.  (客は皆、到着した)

③ 受動態の時制

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受動態の動詞は「be動詞+過去分詞」であり、be動詞の形は主語の人称・数に応じて
適当な形にかえる。

また、be動詞の形を過去形・未来形などにかえることによって、時制を変えることができる。

過去分詞のほうは主語の人称・数や時制がかわっても不変である。

現在形 am〔are, is〕
+ 過去分詞
Some cookies are made by Mary.
(クッキーがマリーによってつくられる)
過去形 was〔were〕
+ 過去分詞
Some cookies were made by Mary.
(クッキーがマリーによってつくられた)
未来形 will〔shall〕
be+過去分詞
Some cookies will be made by Mary.
(クッキーがマリーによってつくられるだろう)

未来形の「will〔shall〕be + 過去分詞」と同様に、can, may, must などの助動詞を
用いるときには「助動詞 + be + 過去分詞」の形にする。

A full moon can be seen this evening.   (今夜は満月が見られる)
       助動詞+be+過去分詞
→ We can see a full moon this evening.

This letter must be sent immediately.
(この手紙はすぐに送らなければならない)
→ You must send this letter immediately.

<NOTE>
受動態にも、完了形・進行形がある。次のように、やはり過去分詞は不変で、
be の形だけが変化する。

進行形 完了形
am〔are, is〕being + 過去分詞
was〔were〕being + 過去分詞
will be          being + 過去分詞
have〔has〕been + 過去分詞
had             been + 過去分詞
will〔shall〕have been + 過去分詞

The school building has been used for thirty years.
(その校舎は30年間使われてきた)         〔現在完了の受動態〕

The problem was being discussed by the students.
(その問題は学生たちによって討論されていた)   〔過去進行形の受動態〕

未来進行形の受動態は実際にはあまり使われない。

また理論的には完了進行形も可能であるが、形が複雑すぎてほとんど用いられない。

④ 「~される」と「~されている」

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受動態には動作を表す場合と状態を表す場合とがある。次の2文を比べてみよう。

The gate is opened at eight every morning.  〔動作〕
(その門は毎朝8時にあけられる)

The gate is always opened.    〔状態〕
(その門はいつもあけられている)

「~される、~された」(動作)の意味も、「~されている、~されていた」(状態)の
意味も同じ「be 動詞+過去分詞」の形で表すので、文脈から判別しなければならない。

ときには、get, lie などを用いて、この2つの意味を形の上ではっきりわかるように
表現することもある。

get, become
+過去分詞
動作 Don’t get stung by the bees.
(蜂に刺されないようにしなさい)
lie, remain
+過去分詞
状態 The door remained closed.
(ドアはしめられたままだった)


ポイント

受動態の動詞は「be動詞+過去分詞」。beの形に注意!
 S+be動詞+過去分詞+by~.
〔過去形〕was (were) +過去分詞
〔未来形〕will be        +過去分詞   
 時制によってbe の形がかわる。

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