英文法の基礎

不定詞とは?名詞的・形容詞的・副詞的用法も解説!初心者にもわかりやすい英文法の基礎⑰

17.  不定詞

ここで学ぶ不定詞と、他の記事で記載する動名詞・分詞を合わせて準動詞といいます。

準動詞はいずれも元来は動詞ですが、主語の人称・数によって語形変化することが
なく、文中では名詞・形容詞・副詞などの働きをします。

不定詞には、名詞・形容詞・副詞の三つの働きがあり、文中では、主語・目的語・補語
や修飾語句になりますね。

不定詞は英文で用いられることがきわめて多く、いくつもの用法があり、英語学習の中心の一つでああるから、基礎からしっかり身につけましょう。


不定詞の用法

不定詞はふつう「 to + 動詞の原形 」ですが、 to のない形 (=原形不定詞)もあります。

to 不定詞
  I like to skate on the lake.   (私は湖でスケートをするのが好きだ)
to + 動詞の原形

原形不定詞        I heard the bell ring.       (私はベルが鳴るのをきいた)
(toなし不定詞)                   動詞の原形のみ

不定詞といえば、一般には「 to + 動詞の原形 」をさし、原形不定詞はいくつかの
特定の動詞と関連して用いられるだけなんですね。

【英文法の基礎】
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6. 副詞の用法・疑問副詞の使い方
7. 副詞句・副詞節の使い方
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11. 未来・現在・過去進行形の使い方
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14. 受動態・受動態の時制とは?
15. 受動態の疑問文・否定文を解説

16. 受動態の慣用表現・感情の表し方とは?
17. 不定詞とは?名詞的・形容詞的・副詞的用法を解説
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26. will, shall, would, should の使い方
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36. 比較級の用法を超くわしく解説
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51. 英会話の直接話法・間接話法のちがい、転換の仕方
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不定詞の性質

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不定詞が必要になるのは、述語動詞のほかにもう一つ動詞を使いたい場合です。

たとえば、「若者はスキーをしたがる」という文ならば、「~したい (want) 」は
述語動詞に、「スキーをする」のほうは to ski と不定詞にして、次のような英文に
することができます。

Young people want to ski.   (若者はスキーをしたがる)

このように不定詞は元来動詞ですが、主語に対する述語動詞ではないから主語の
人称・数によって形が変わることはありません。

一般に、不定詞には次の特徴があります。

❶ 主語の人称・数や時制によって語形変化しない

I want to ski. / He wants to ski.    (to skis とはしない)
He wanted to ski with her.           (to skied とはしない)
(彼は彼女とスキーがしたかった)

<NOTE>
述語動詞の時制や、意味上の主語との関係によって、不定詞が進行形 (to be+ ~ing)
完了形 (to have +過去分詞)、受動態 (to be + 過去分詞)になることもある。
ここには不定詞の動詞的性格が見られる。

We expect her to be treated kindly. (彼女は親切に扱われると思う)

❷ 動詞として、目的語・補語や修飾語句を伴うことができる。

I like to skate on the lake. (on the lake は修飾語句)
(湖の上でスケートをするのが好きだ)
I like to sing pop songs. (songs は sing の目的語)
(流行歌を歌うのが好きだ)

名詞的用法

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不定詞が「~すること」の意味を表し、名詞と同じ働きをすることがあります。
この用法を名詞的用法という。次の2文を比べてみましょう。

I want      some apples (私はリンゴがほしい)
                           O (~を)

I want      to buy   some apples.  (私はリンゴを買いたい)
S      V            O (~することを)

名詞的用法の不定詞は、文中で主語・目的語・補語になります。

主語になる
不定詞
To know yourself is difficult.
S                         (自分自身を知ることは難しい)
(= It is difficult to know yourself.)
目的語になる
不定詞
I hope to see Kate again.
O                   (またケイトに会うことを望む)
補語になる
不定詞
To see her is to love her.
 C         (彼女を見ることは彼女を愛することである)
→ (彼女を見たら愛するようになる)

訳し方に注意!

とくに目的語になる不定詞は、前の動詞といっしょにして訳し方を工夫すること

She began to make cakes.
(彼女はケーキを作り始めた)

Ken tried to climb the tree.
(ケンはその木に登ろうとした)

The king decided to build a new palace.
(王は新しい宮殿を建てようと決心した)

We are planning to go to Hawaii this summer.
(私達は今年の夏にハワイへ行く計画を立てている)

<NOTE>

不定詞が主語になる場合は、文頭に長い名詞句がきて文の句調が不安定になります。

そこで形式主語の It を文頭に置き、It ~ to … の形にして、不定詞を文尾に移すことが多いんです。

To smoke
too much
is bad for the health.

It is bad for the health to smoke too much.
(たばこの吸い過ぎは健康に良くない)

形容詞的用法・副詞的用法

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不定詞が文の主要素(S・O・C)ではなく、修飾語句として用いられることもあります。

これには次の二つの場合がありますね。

(a) 名詞・代名詞を修飾 (形容詞句) ……「~するための」「~すべき」
(b) 動詞・形容詞などを修飾 (副詞句)「~するために」「~して」

(a)の用法を形容詞的用法
(b)の用法を副詞的用法

といいます。

同じ不定詞でも、色々な用法があるので、意味・働きに注意して区別します。

形容詞的
用法
(代)名詞+
不定詞
She wants a hat to match her new coat.
〔帽子 ← 新しいコートに合う〕
(彼女は新しいコートに合う帽子がほしい)
I have no friends to talk with.
(私は話をする友達がいない)
副詞的
用法
目的(~する
ために)
We eat to live, not live to eat.
(私達は生きるために食べるのであり、
食べるために生きるのではない)
原因(~して)I am glad to see you.
(あなたに会えてうれしい)
結果(~になる)She grew up to be a pretty woman.
(彼女は成長して美しい女性になった)

<NOTE>
次のような形に注意しましょう。

「不定詞+前置詞」
上の表の形容詞的用法の例文に friends to talk with とあるように、不定詞のあとに前置詞をつけることがある。
talk with で「~と話し合う」であるから「話し合う友」は friends to talk with となる。
live in a house (家に住む) においても、不定詞表現を用いるなら a house to live in
(住む家)のように前置詞がつく。

in order to ~,  so as to ~ 
副詞的用法の不定詞が目的を表すことをはっきり示すため、in order や so as をつけることがある。
He works hard in order to 〔so as〕to keep his family in comfort.
(彼は家族が快適に暮らせるように一生懸命に働く)

判断の根拠 (~とは) などいろいろな意味を表すものがあります。

副詞的用法の不定詞には、上記に示した目的原因結果条件 (~すれば)、どの意味であるかは英文の内容から判断します。


To hear
him speak, you would think him (to be) an old man.
( If you heard him speak, …)
(彼が話すのを聞いたら彼のことを老人と思うだろう)     〔条件〕

English is difficult to master in so short a time. (× so a short time)
(英語はそんな短時間でものにするにはむずかしい)   〔範囲〕

He must be crazy to tear his own coat.
(彼は自分のコートをやぶるなんて気がちがっているにちがいない)   〔判断の根拠〕


<NOTE>

結果を表す不定詞は only や never を伴うことがあり、ほかの用法と区別できます。
次の only to ~,  never to ~ の形に注意。

He tried hard only to fail. (= but failed)
(彼は熱心にやったが失敗しただけだった)

She left home never to return. (= and never returned)
(彼女は家を出て二度と帰らなかった)

なお、不定詞が文全体を修飾することがあるので、熟語として覚えましょう。

To tell the truth, he is poor at mathematics.
(本当のことをいえば、彼は数学が不得意だ)



ポイント

不定詞の意味は文中での意味や働きから判断する。

名詞的用法  … 「~すること」 主語・目的語・補語になる


形容詞的用法 … 「~するための」名詞・代名詞を修飾


副詞的用法  … 「~するために」(目的)、「~して」(結果)、(原因)などを表し、

         動詞・形容詞などを修飾

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