取り上げた受話器から、いきなり "Hello!"
「危なっかしい英語」で対応せざるをえないのはもうイヤだ!
という方へお届けいたします。
相手がどういった用件で電話をかけてきたのか、どういった返答を求めているのかを正しく理解して対応したいものですよね。
英語で電話がかかってきたとき、必要かつ十分に対応するための基本的なフレーズから、海外にかけるときに必要なフレーズ、
「約束をとりつける」
「ファックスや郵便物の着信確認する」
「仕事の進捗状況を尋ねる」
といった場面別に必要なフレーズまで、ビジネスシーンでありがちな電話対応をひととおり英語でこなせるだけの力が身につく内容をまとめてあります。
何度も何度も練習していけば必ず自分のものにできるはずです!
今回は今はネットで行うのが主流ですが、電話で「航空券を予約する場合」のフレーズを見て行きましょう!
①航空券を予約する
●日本までの便をオープンチケットで予約したいのですが。
7月20日発の便はありますか?
I'd like to make a reservation using my open-ended ticket to Japan.
Do you have anything that leaves on July 20th?
◆日本までの便をオープンチケットで予約したいのですが。
・I'd like to fly to Japan on an open-ended ticket.
・I'd like to book a date for my open-ended ticket to Japan.
・I'd like to make a reservation using my open-ended ticket to Japan.
book はここでは「予約する」の意味です。
◆目的地は大阪です。
・I'd like to land in Osaka.
◆ビジネスクラスでお願いします。
・I'd like a business-class seat, please.
「エコノミー」の場合は an economy seat です。
◆7月20日の便はありますか?
・Do you have anything that leaves on July 20th?
・I'd like to leave here on the 20th of July.
・Are there any flights on July 20th?
I'm hoping to … や、 I wish to … などを使うのもいいでしょう。
◆7月20日よりも前の便はありますか?
・Is there anything that leaves before July 20th?
・Is it possible to leave before July 20th?
・Do you have anything that leaves before July 20th?
◆サンフランシスコまでの航空券を予約したいのですが。
・I'd like to book a flight to San Francisco.
・I'd like to make a reservation for a flight to San Francisco.
出張先の国内便を予約するときなどに使えます。
②リコンファーム / 予約の変更をする
●予約の確認をしたいのですが。
何か変更はありませんか?
Hello, I'd like to confirm my reservation.
Have there been any changes?
◆予約の確認をしたいのですが。
・Hello, I'd like to confirm my reservation.
◆8月11日4時の森ひろみの予約を確認していただきたいのですが。
・I'm calling to confirm a reservation for Hiromi Mori on August
11th at 4 o'clock.
◆何か変更はありませんか?
・Have there been any changes?
・Is it still OK?
・Are we still on?
◆変更があればご連絡をいただけますか?
・Please give me a call if there are any changes.
◆電話番号は123-4567です。
・My number is 123-4567.
◆森ひろみです。8月1日に予約を入れました。
・It's Hiromi Mori. I booked a flight on August 1st.
◆8月20日に変更をしたいのですが。
・I'd like to change my flight to August 20th.
③注意したい欧米のビジネスマナー
文書重視の欧米人
電話上や口頭での約束事がビジネス上でも成り立つ日本に対して、欧米では手紙や
E-mail といった書類上での連絡に重きをおきます。
口約束の段階では、話した内容についての証拠が残っていないので、たとえ
「契約をお願いしたい」「詳しい話を後日聞かせてほしい」といったビジネスの核心
に触れる内容であっても、欧米ではまだ実質的な効力を発していないことが多いと思ったほうが無難です。
商談や接待のアポイントメントをはじめ、大事な交渉事にのぞんだときは、必ずファックスや手紙などの文書で確認をとっておくことが必要です。