仮定法の使い方の注意点とは?くわしく解説。わかりやすい英文法㊵

英文法の基礎
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40.  注意すべき仮定法

 

仮定法過去と仮定法過去完了の基本形については前回で記載しました。

この基本形をしっかり身につけた上で、さらに仮定法を含んだいろいろな構文について
学びましょう。

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① I wish + 仮定法,   as if + 仮定法

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仮定法過去( 完了 )は、if 節だけでなく、I wish …, as if [ though ] …などのあとにも用いられ、可能性のない(と思われる)事実とちがうことがらや、実現しなかったことがらなどについての願望、後悔などや、「まるで~である〔あった〕かのように」という事実とはちがうことがらを表すのにも用いられる。

I wish +
仮定法過去
I wish I were a bird.
(私が鳥であればいいのに)
「~ならよいのに」〔現在の事実とは異なる願望〕
I wish +
仮定法過去完了
I wish I had not said so.
(そんなこと言わなければよかったのだが)
「~だったらよかったのに」〔過去の事実とは異なる願望〕
as if [ though ] +
仮定法過去
He talks as if he were a woman.
(彼はまるで女であるかのように話す)
「まるで~であるかのように」〔主節と同時の事柄〕
as if [ though ] +
仮定法過去完了
He looks as if he had long been sick.
(彼は長い間病気であったかのような顔をしている)
「まるで~であったかのように」〔主節よりも前の事柄〕


<NOTE>

❶仮定法の動詞には時制の一致の法則は適用されない。
主節が現在形でも過去形でも、(a)仮定法過去なら主節と同時のことがらを表し、
(b)仮定法過去完了なら主節よりも前のことがらを表す。

(a) I 〔 feel / felt 〕as if I were in a strange land.
                                   〔主節と同時のこと〕
     (私は見知らぬ国にいるかのような〔 感じがする / 感じがした 〕)

(b) I 〔 wish / wished 〕I had not asked such a question.
                                     〔主節よりも前のこと〕
     (そんな質問をしなければよかったのにと〔 思う / 思った 〕)


<NOTE>

❷ I wish I would be rich. のように同じ主語で「 wish ~ would 」の形は用いないが、主語が違えば「(可能性は少ないが)~してほしいのに」と、不満を表すこともある。
I wish my father would stop smoking.
(父がタバコをやめてくれるといいのだが)

② if ~に代わる表現

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if ~に相当する意味を含む表現
would など助動詞の過去形があって仮定法だと思われるのに if 節がない場合、次のよう
に文中の語句に if 節にあたる内容が含まれていると考えられる場合がある。

主語 A more experienced teacher would not have scolded her that way.
(もっと経験のある教師だったら、彼女をそんなふうに叱らなかっただろう)
= If he had been a more experienced teacher, he …
without,
but for~
Nothing could live without [ but for ] water.
(水がなければ、どんなものも生きることができないだろう)
= … if it were not for water.
副詞句 A hundred years ago, nobody would have approved his plan.
(100年前なら、だれも彼の計画を認めなかっただろう)
不定詞 To hear her speak English, you would take her for an English woman.
(彼女が英語を話すのを聞けば、イギリスの女性だと思うだろう)
= If you heard her speak English, …
otherwise He must have been sick ;  otherwise he would not have been absent.
(彼は病気だったに違いない。さもなければ欠席しなかっただろう)
= if he had not been sick, …

 

倒置による if の省略
if 節中の were、(過去完了の) had, should を主語の前に出し、if を省略することがある。
ただし、これは文語的な用法である。

Were I
you, I would tell the truth.
 ↓
If I were you
(もし私が君なら、本当のことをいうのだが)

Had he come an hour earlier, he could have met her.
  ↓
If he had come
(もし1時間早く来ていたら、彼は彼女に会えたのに)

Should you change your mind, please let me know.
   ↓
If you should change your mind
(万一気がかわったら、連絡してください)

③ 仮定法を含む慣用表現

アメリカの教育事情

ていねいな表現
もともとは仮定法である would, should, could, might は、ていねい・控えめな表現に用いられる。
I wouldn’t think you need her help.
(あなたには彼女の助けは必要ないと思うのですが)    〔I don’t think より丁寧〕

I would [ should ] like to have some tea.
(お茶をいただきたいのですが)                        〔I  like/want  to より丁寧〕

Could you do that for me?
(それを私のためにやってくれませんか)      〔Can you ~? より丁寧〕

It might rain before evening.
(晩までにもしかすると雨が降るかもしれない) 
〔It may~. よりも遠回しで可能性が低い〕


<NOTE>

would, shouldはおもに say, think, like, prefer, seem などの動詞の前に用いて、
控えめで遠慮がちな気持ちを表す。

 

If only …!≒ I wish … 「~さえすればなあ」の意味。

If only
all of us loved each other!
(私たちが、皆愛し合いさえすればなあ)
I wish all of us loved each other.

 

if it were not for ~  「もし~がなければ」
  if it had not been for ~ 「もし~がなかったら」   の意味。

If it were not for baseball, the world would be a dull place.
(野球がなければ、この世は味気ない場所になるだろう)
If it had not been for the doctor’s skill, I would still be in (the) hospital.
(その医者の熟練した技がなかったら、私は今も入院しているだろう)


<NOTE>

上の例文を without を用いて書きかえると、次のように仮定法過去も仮定法過去完了も
同じ without ~になる。

Without baseball, the world would be a dull place.
Without the doctor’s skill, I would still be in (the) hospital.

 

It is time + 仮定法過去 「もう~してもいいころだ」の意味。

It is (about / high) time I was [were] saying good-by.
(もう(そろそろ/とっくに) おいとましてよい頃だ)


<NOTE>

time の前にぼやかしの about や、強めの high がつくことがあるが、
「 It is time + 仮定法過去」の場合と同様に考える。

 

that + S + 原形
「要求」「主張」「命令」「提案」などを表す動詞や、「必要」「当然」などを表す
形容詞に続く that 節に、動詞の原形を用いることがある
主語の人称・数や時制の一致の影響を受けず、つねに原形が用いられることに注意。
これも仮定法の一種で、仮定法現在と呼ばれる。
ただし、イギリスでは原形の前に should をつけることが多い。

She insisted that he (should) stay for dinner.
(彼女は、彼が夕食までいるようにといいはった)

It is necessary that she (should) consult with her boss.
(彼女は上司と相談する必要がある)

<NOTE>
仮定法現在は祈願文にも用いられる。
前に may をつけることもある。
(May) God bless you!  (神の恵みがありますように)


●仮定法を含むいろいろな構文に慣れよう。

I wish + 仮定法 (~であれば[あったら]よい[よかった]のに)

as if + 仮定法 (まるで~である[あった]かのように)

if it were not [ if it had not been ] for ~
(~がない [なかった] なら) = without ~、but for ~

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