英語は勉強すればするほど、難しい単語や構文を使いたくなるものですよね。
しかし日常会話はシンプルが一番!
誰もが知っているような英語を使うことが英会話名人への近道です!
『これってこういう意味だったんだ…』
『直訳すると全く違うなぁ…』
なんてこと沢山ありますよね。
ここでは誰もが簡単に明日から使えるネイティブ英語のフレーズをご紹介いたします。
今回は「気はすんだ?」を見ていきましょう!
①「気はすんだ?」
●Are you happy now?
(気はすんだ?)
幸せそうな人には Are you happy? と言ってあげたくなりますが、そこに now を
つけると、皮肉を込めた一言になります。
例えば、ダメだと言ってるのに、無理に開けようとして箱を壊してしまった人に、
「だからダメだって言ったのに」という強い皮肉を込めた一言で、
「で、気はすんだ?/これで満足?」という意味になります。
②「やってくれたね」
●Look what you did now.
(やってくれたね)
Look what you did. は「自分のやったことを見なさい」→「自分のしたことから目を背けずにきちんと反省しなさい」の意味で、特に親から子供へ伝えるフレーズです。
最後に now を加えるとニュアンスが変わります。
忠告や警告を無視した友人には皮肉を込めて Look what you did now.
「やってくれたね」と言ってやりたくなります。
③「気はすんだ?」 表現いろいろ
●You really did it now.
(やってくれたね)
日本語でも「やったね」と「やってくれたね」では意味が全く異なります。
You really did it. であれば「やったね/すごい」と相手をたたえる一言になりますが、now をつけることで「やってくれたね/やっちまったね」という皮肉になってしまいます。
now には「今」以外の意味があることも知っておきたいですね。
●Are you proud of yourself?
(で、これで満足した?)
「自分を誇りに思った?」が直訳。
褒める場合に使われることはほとんどなく、皮肉のニュアンスを含んだフレーズです。
皆の忠告や反対を押し切って何かをやった結果、皆をガッカリさせたというような場合に「で、これで満足した?」というイメージです。
●Well, thank you very much.
(迷惑な話だ)
Thank you very much. はお礼の言葉ですが、Well, をつけたらニュアンスが変わります。
お礼の言葉も使い方によっては「大迷惑だ」という皮肉の意味になります。
「~のせいで余計なとばっちりを受けた」と皮肉を言いたい場面での一言です。
④ 使い方(会話例)
Don't open that window! You'll break it!
(その窓、開けないで!壊れるよ!)
Don't worry. Oh, no! It's cracked!
(大丈夫だよ。あ、ヒビがはいっちゃった!)
Well, thank you very much.
(迷惑だな)
ポイント
「だから言っただろ」という気持ちがあっても、どなりつけるわけにはいきません。
でも、黙っていることも出来ないとき、冷静にゆっくりとこの言葉を言えば、皮肉の
効果は抜群です。
⑤ "It's satisfactory." は「大満足」ではない?
●まあ、満足かな…
という意味ですね、実は。
何か感想を聞かれて、"It's satisfactory" と言う人は、積極的な満足を表してはいません。
I really loved it! のように、しっかり気持ちを伝えるのがベストですね。