英語は勉強すればするほど、難しい単語や構文を使いたくなるものですよね。
しかし日常会話はシンプルが一番!
誰もが知っているような英語を使うことが英会話名人への近道です!
『これってこういう意味だったんだ…』
『直訳すると全く違うなぁ…』
なんてこと沢山ありますよね。
ここでは誰もが簡単に明日から使えるネイティブ英語のフレーズをご紹介いたします。
今回は「私の好みじゃない!」です。では見ていきましょう!
①「私の好みじゃない」
●Not my cup of tea.
(私の好みじゃない)
It's not my cup of tea. の短縮形で、元はイギリス英語ですが、アメリカ人もよく口にします。
紅茶にうるさいイギリス人にとって、my cup of tea は「好み/趣味に合うこと」。
人からの誘いに、I don't like ~ 「~は好きじゃない」で断るよりも、
To be honest, not my cup of tea. 「実は好みじゃないんだ」のほうがソフトな印象ですね。
②「私は遠慮しとくよ」
●That's not my thing.
(私は遠慮しとくよ)
「それは私の物ではない」とうっかり訳しがちですが、ここでの thing は「好きなこと/得意なこと」を表し、「それは私のやりたいことではない」を意味します。
相手の趣味をたずねるとき、ネイティブは What's your hobby? よりも、
What's your thing? を使います。
返事は My thing is skiing. 「趣味はスキーです」でOK。
③「私の好みじゃない」 表現いろいろ
●It doesn't tickle my fancy.
(私の好みに合わない)
tickle は「くすぐる/満足させる」なので、「私の好みを満足させない」→「好みに合わない」という意味になります。
「好み」を表す fancy はどちらかと言えば、アメリカよりもイギリスで多く用いられる、ちょっと気取ったフレーズです。
●That's not for me.
(私には合わない)
「私向きじゃない」という意味。そんなに嫌いなわけではないけど、
「なんとなく気に入らないな/なんとなく苦手だな」というニュアンスです。
自分の好きでないことや得意でないことに対して使います。
◆好み・興味の否定の度合い
弱 ↓ 強 |
It doesn't float my boat. |
It doesn't tickle my fancy. | |
That's not for me. |
④ 使い方(会話例)
How about going to the opera tonight?
(今夜オペラに行かない?)
Actually, that's not for me.
(うーん、私には合わないな)
You don't like opera?
(オペラは好きじゃないんだね)
ポイント
相手の誘いに今一つ乗れないけれど、don't like 「嫌い」とは言いにくい場合がありますよね。
そんなとき「私の好みに合っているか」を示すフレーズなら、誘う相手を否定していないので角が立ちません。