英語は勉強すればするほど、難しい単語や構文を使いたくなるものですよね。
しかし日常会話はシンプルが一番!
誰もが知っているような英語を使うことが英会話名人への近道です!
『これってこういう意味だったんだ…』
『直訳すると全く違うなぁ…』
なんてこと沢山ありますよね。
ここでは誰もが簡単に明日から使えるネイティブ英語のフレーズをご紹介いたします。
今回は「忘れちゃいなよ」です。では見ていきましょう!
①「忘れちゃいなよ」
●Let it slide.
(忘れなよ)
slide には「滑る/滑らせる」のほかに「流す」の意味もあります。
直訳すれば「滑らせちゃえよ/流しちゃえよ」→「心にとめておくことない」
となります。
あなたの大切なものを紛失してしまった友人に、
「いいよ、気にするな」と太っ腹なところを見せたいのなら、このフレーズを使えます。
Forget about it. でもOK。
②「気にするなよ」
●Don't sweat it.
(気にするなよ)
「セーター/汗をかかせる衣服」からわかるように、sweat は「汗をかかせる動詞」。
英語圏では不安になると「汗をかく」イメージがあり、また sweat には口語で
「心配する/気にする」の意味があるので、この表現につながります。
「忘れてしまえ」というよりも「気にするな/もうかまうな」というニュアンスです。
③「忘れちゃいなよ」 表現いろいろ
●Whatever will be, will be.
(なるようになるさ)
ヒッチコックの「知りすぎていた男」の劇中歌のフレーズです。
スペイン語の Que sera sera. 「ケ・セラ・セラ(なるようになる)」を英訳したもの。
悩んでいる相手に対して「悩むことないさ、すべてはなるようになるんだから」
と元気を与えるフレーズです。
●Let it go.
(忘れちゃいなよ)
直訳すれば「それを行かせて」→「放っておけば/忘れて」の意味。
「なかったことにすれば」ということで、「そんなことをクヨクヨ考えるのはもったいない」のニュアンスがあります。
「忘れて」→「あきらめて」の意味にもなります。
●Don't let it bug you.
(イライラすることなんてないよ)
it は特に具体的なことではなく、あなたの心の中のモヤモヤを指します。
bug は「イライラさせる/苦しめる」の意味なので、「そんなことでイライラすることないよ/忘れちゃいなよ」になります。
目上の人に使うのは避けたいフレーズです。
④ 使い方(会話例)
What's wrong?
(何かあった?)
Linda didn't invite me to her party.
(リンダったら、私をパーティーに招待してくれなかったのよ)
Let it go. It was a boring party.
(忘れちゃいなよ。退屈なパーティーだったよ)
悩みなどを打ち明けられたときには、相手が楽になる言葉をかけるのが一番かもしれません。
特に、過去のことはどうしようもありません。
そんなときは、ぜひこのフレーズを使いましょう。