取り上げた受話器から、いきなり "Hello!"
「危なっかしい英語」で対応せざるをえないのはもうイヤだ!
という方へお届けいたします。
相手がどういった用件で電話をかけてきたのか、どういった返答を求めているのかを正しく理解して対応したいものですよね。
英語で電話がかかってきたとき、必要かつ十分に対応するための基本的なフレーズから、海外にかけるときに必要なフレーズ、
「約束をとりつける」
「ファックスや郵便物の着信確認する」
「仕事の進捗状況を尋ねる」
といった場面別に必要なフレーズまで、ビジネスシーンでありがちな電話対応をひととおり英語でこなせるだけの力が身につく内容をまとめてあります。
何度も何度も練習していけば必ず自分のものにできるはずです!
今回は「はじめて連絡をとる場合」を見て行きましょう!
①はじめて連絡をとる
●YSS電器の木村と申します。
融資の件でお尋ねしたいのですが。
It's Kimura calling from YSS Electrical Company.
I'd like to ask you about a loan.
◆YSS電器ですが。
・I'm calling from YSS Electrical Company.
・I'm with YSS Electrical Company.
・I'm calling on behalf of YSS Electrical Company.
on behalf of は「~の代理として、~に代わって」の意味です。
◆広告を担当している者ですが。
・I'm the person in charge of advertising.
会社の中で自分がどういった仕事をしているかを知ってほしいときにこう言います。
◆YSS電器の木村と申しますが。
・It's Kimura calling from YSS Electrical Company.
・I'm Kimura with YSS Electrical Company.
◆ケンさんからご紹介を受けました。
・I'm calling on the recommendation of Mr. Ken.
・Mr. Ken advised me to contact you.
・Mr. Ken suggested I give you a call.
◆融資の件でお尋ねしたいのですが。
・I'm calling to inquire about a loan.
・I'd like to speak with someone about a loan.
・I'd like to ask you about a loan.
inquire は「問い合わせる」の意味で、ask よりあらたまった言葉です。
I'd like to speak with someone about a loan. は「融資のことでわかる方をお願いします。」
②注意したい欧米のビジネスマナー
事前にアポイントメント、事後に礼状
会合は事前に必ず約束をとりつけること、約束事は文書で確認を取ること、会合のあとには簡単な礼状を送ることの3点は、とりわけビジネスのエチケットとして守りたいものですよね。
礼状はていねいであるにこしたことはありませんが、どうしても文章が書きづらければ、誕生日や結婚式の祝いによく使われる thank-you card に一文を書いてサインを
したものでも構わないと思われます。
日本、海外に関わらず、気持ちのいい気遣いのひとつひとつが、ビジネスの世界を広げてくれることは間違いないと思います。
③役職の名称 リスト
会長 | Chairman |
社長 | President |
代表取締役 | Representative Director |
最高経営責任者 | Chief Executive Officer / CEO |
取締役副社長 | Executive Vice President |
専務取締役 | Senior Managing Director |
取締役 | Director |
部長 | Department Manager |
次長 | Deputy Department Manager |
課長 | Manager / Section Manager |
係長 | Assistant Manager |
責任者/担当者 | responsible person / person in charge |
顧問 | Adviser |